カルト カルト宗教 危険な宗教団体 宗教勧誘 カルト教団

カルト被害の事例集です。
*ここに紹介した事例は複数の事例を組み合わせ個人の特定ができないようにしてあります。

 

事例1

 

C子さんは30代の主婦。サラリーマンの夫と小学生の子供の三人暮らし。近くのスーパーでパートをしながら子育てを頑張っていた。

 

ある日、短大時代の友人から、「幸せになる方法がある」と誘われて、仏教系新宗教X会に入信した。

 

毎日、朝と夕方にお経を唱え、親戚、友人はもとより高校、中学、小学校時代の同級生までかたっぱしからX教団へ勧誘し、毎週日曜日には子供を連れて教団の集会に参加するようになった。

 

「私たちの教学を信じないものたちには罰があたる。地獄に堕ちる」

 

「私たちの教学を広めていかなければ、日本は滅びる」

 

あまりにも強引な勧誘や荒唐無稽な教学を押し付けるため、パート先をやめるはめになり、古くからの友人たちもC子さんとは距離をおきはじめた。

 

夫の実家の法要や、墓参りには参加しない。
お世話になっていた恩師の葬儀にも参加しない。

 

最近は子どもが修学旅行に行くことにも反対している。
修学旅行先で「有名な神社に行く」ことが決まっているからだ。

 

「神社に行って鳥居をくぐったりすると罰があたり地獄に堕ちる」というのが理由である。

 

事例2

 

A子さんは40代の主婦。「ヨガ無料お試しキャンペーン」のチラシにつられて、近所にある
ヨガ教室に入会。最初の一か月くらいは何事もなく、スタジオで汗を流していた。

 

ある日、スタジオのトレーナーから、「Aさんには他の人にはない『いい素質』がある。今度『選ばれた人』だけを対象にした『心の真実を見つけるセミナー』があるので参加してみない?」と誘われた。

 

費用は一泊二日の研修で2万円。

 

興味をひかれたAさんは、参加を決め、セミナーに参加した。

 

セミナーの内容は「赤黒ゲーム」のように自己啓発セミナーではおなじみの方法のほか、「私は強い」などと叫びながら、涙や汗をたくさん流し、死ぬ気でダンスをやったり、マットへの体あたり取り組んだ。

 

セミナー最後の「わかあちあい」や「反省」のあと次のセミナーの勧誘をうける。今度は沖縄で2泊3日で総額30万円。

 

気分が高揚しているA子さんは参加を即決。

 

 

沖縄でのセミナー参加後、「南米大陸の聖地訪問」や「オーストラリアへの精霊巡回の旅」などA子さんのセミナー熱はエスカレート、参加のために費やした費用は総額で900万円にも上った。

 

何度かのセミナーを経験したA子さんはすっかり人格がかわってしまったようだ。

 

心配する家族が、セミナーことを批判したりすると、肩をいからせ、目をらんらんとさせてヒステリックに喚き散らす。

 

同時に「私は救世主として宇宙生命を救う。」、「救済者として我が家をカルマから解放する」など異様な言動も目立ちはじめた。

 

ある日、A子さんは突然家を飛び出した。
ヨガ教室のスタッフとしてスタジオに泊まり込み、「救世主」としての修行を始めたのだ。

 

やがてA子さんは家をでてヨガ教室のスタジオで寝泊まりをはじめた。
ヨガのインストラクターのほか、事務仕事や掃除などの雑用・・・一日の勤務時間20時間近くにのぼる。

 

今の生活は「宇宙を救う『救済者』になるための修行なのだという。

 

事例3

 

B子さんは30代の専業主婦。20代中ごろに「うつ」を経験し、それ以来なかなか元気になれない。

 

ある日、親戚の叔母さんから「ハンドパワーで万病を治す」と謳いあげるX道場を紹介される。
「そんなうまい話しがあるものか」と思ったが、叔母の熱心な薦めもあり、X道場に出かけてみることにした。

 

「あなたが長い間、『うつ』で苦しんできたのは、あなたに悪い霊の曇りや毒素がたまっているからです。」
X道場の道場主がおごそかに話はじめた。

 

「これからハンドパワーを使い浄化をはじめます。こうすればあなたに毒も溶けていきますよ」そう言って道場主は手のひらをB子さんのひたいにかざした。時間にして10分くらいだろうか。

 

でも、確かにすこし気分が軽く、楽になれたような気がしたのだ。

 

このハンドパワー施術料が、3万円。
少々高いが、これだけで済めばよかった。

 

B子さんは次第に頻繁に道場に通うようになった。道場の清掃や事務などを手伝っているようだ。そういった活動は「奉仕」とされ、アルバイト料金などは支給されない。

 

確かに「うつ」は良くなったように見える。いつも溌剌として元気いっぱいだ。それはそれでいいのだが、夫や親戚、友人などをしきりにX道場に誘うようになった。

 

「あなたの家族が病気になったのは、悪い霊がたくさんついているからだ。すぐに除霊しなければ、あなた自身も不幸になる。あなただけではなく、家族みんなが不幸になる」

 

ハンドパワーの施術料もかさむ一方だ。
月々、10万円くらいは「浄化」に使っているだろうか。
夫の収入がそれなりにあるので、なんとかやりくりはしているのだけど、年間通して考えてみると結構な金額を費やしている。

 

「もうそろそろX道場へ通うのは、よしたほうがいいのではないか?」

 

夫が尋ねると、B子さんは目を吊り上げて怒り出した。

 

「せっかく元気になれたのに、今ここでやめてしまったらまた「うつ」に戻ってしまう。ここで引き返すわけにはいかない。もうあともどりはできない」

 

 


 
電話カウンセリングの申込み 面談カウンセリングの申込み 担当カウンセラー